レース初参戦に向けて
ドラッグスターRRを買った時からレースに出たいと考えていたが、納車4か月後に盗難されてしまってから約3年。
F3-800に車種変更を行って遂にレースへと出場する機会を得た。
計画的に装備は整えていたので、必要となるものはレースカウル等の車両に付随するもので済んだ。
トランポの軽トラも用意して、準備万端。練習は「モタード仕様のYZ250Fで車両操作の基礎練習→F3で岡山国際サーキット走行→課題の抽出」の繰り返し。
車両のレギュレーション処理
保安部品の取り外しは必須事項として、その他にもオイルキャッチ・ガソリンキャッチの追加が必要となる。
ある程度部品を自分で着脱していてもこの辺はノウハウが必要な事項であるので、ショップの協力を頂きながら処理を行った。
ガソリンキャッチタンクはキタコのものを使用したが、メーカー在庫がないとのことでたまたま寄っていたNAPSにあった在庫(3個)を買い占めた。しかしこのキャッチタンク…とても安っぽい!
オイルキャッチ構造に関してはレースカウルに換装することで対応。しかしレースカウルの納期が3か月以上かかると言われていたところ、ショップとメーカーのご協力で無事レースまでには間に合った。
そしてタイヤもハイグッリプの物へ交換、初のロッソコルサSP V3!これに書き換えればタイムが5秒縮まるとお店の社長にからかわれたが…。
前日練習
5/1の前日練習にて、整備した車両のチェックと練習走行を行った。
当初は雨予報であったが、一転、快晴。ベストコンディションで練習走行をすることができた。
そしてここでロッソコルサのすごさを確認、タイヤだけでタイムは2秒縮まった。
こりゃみんな選ぶわけだわ。タイヤウォーマーは必須だけど!ただ自分にはまだ使いきれないわ…。
そして車検を受けて前日にやるべきことは終了。
夜にはこじんまりとBBQ!肉が美味しかった。これがまた楽しいんだ。
レース当日
遂にレース当日、この日も予選の段階では晴れていた。
カウルもヘルメットも塗装が間に合わなかった!でも出ることに意味があると信じたいが、
正直自分が出るにはまだ早かった。一番下のオープンチャレンジでも予選落ちする結果に。
「初レースだから決勝も走行させて?」と嘆願したらとりあえずOKがもらえた…しかしこの言い訳が通用するのは今回限り、次回までには2分前後のタイムを出せるようにしなければ…。
そして決勝、この時ばかりは雨が降ってきてしまい路面はウェットに。
ショップの粋な計らいでレインタイヤも星形ホイール!(私のF3はフロントホイールの適合がF4仕様になってしまっているので仕方ない部分もあるけど)
予選落ちしたショックと、初レースがウェットという状況が重なり、非常に表情が硬い!
皆から「まずは完走を目指そう」とエールを送ってもらって、少しは気が楽になったっけな。
自分の力量であれば、レインタイヤでも全く問題ないほど普通に走れた。
若干タイヤがグニグニと変形する感じがあったが、それでスリップしたりするようなことはなかった。これはある意味いい経験ができた、普段レインタイヤなんて履く機会なんてないので!
何とか無事に完走できたし、この時ばかりはウェットのおかげでビリではなかった。
ウェットの為に1週減算で6週であったが、普段はぶっ通しで6週走るのは結構つらいのに、レースとなると意外と走れるもんだった。帰ってきたときの脱力感は一入であったが…。
いずれにせよいい経験となった。次回までの課題も見えたので、引き続き練習していこう。
レース後
応援に来てくれた同期が撮ってくれた動画を見ると、ホームストレートではそれなりにいい音を奏でていた。サーキットじゃないとSC Project S-1でぶん回すなんてできないからね!
またピットクルーとして来られていた方からコンプレッサーを頂いた。戦利品ゲット!
ファン交換と軽整備をしてから動作確認して、問題が無ければ塗装ブースでも設置しようかな!