ポルシェセンターに試乗車のタイカンが配車されたということだったので、とても興味があるので友人たちと試乗に行ってきた。最近仕事でEVに乗ることが多く、EVに興味津々だったのでちょうどいいタイミングだった。
ポルシェ・タイカン
昨今の電動化の煽りで、ポルシェもEVを出す時代になったかぁと思いつつ試乗。
乗ってみた感想は、正直微妙。ロールも少なくて挙動としてはポテンシャルを感じるのだが、至るところで煮詰め不足といった印象。試乗時は4人乗っていたのだが、それにもかかわらずぶっ飛んで行くような加速。しかしこれはEVだからあって当たり前なわけで。
以前992 カレラ4Sに試乗し、そのフィーリングが余りにも強烈だった為に期待値が上がり過ぎてしまっていた様だった。
まずブレーキが最悪。F-S特性が変。踏み始めは制動力が全くなく、ある程度踏み込むと急に制動力が立ち上がる。踏みごたえがないので違和感マシマシ。
ステアリングの切り始めの手ごたえや(軽すぎる)、アクセルペダルから足を離した時の減速度もちょっと雑。モーターに合わせたセッティングだったのだろうか。
これは絶対に年次改良でテコ入れがあるだろう。その他に気になった点としてメーターとスイッチ関係があった。
曲面ディスプレイはハイコントラストで見やすいのだが、メーターフードがないので映り込みが多くて残念。スイッチ関係も従来は物理スイッチが多用されていたがタッチパネル化していた。これでは運転中のブラインドタッチが難しい。
そして最もダメだと感じた点、インナードアハンドル。
開閉動作をする際に指を挟んでしまう形状となっていて、ハンドルのスプリングも強く挟むと痛い!
そんなこんなで試乗は終了。車両として不満はあれど、ディーラーの人も親切だし楽しい時間でしたとさ。
~昼食~
![](https://filo-rosso.net/wp-content/uploads/2021/02/20210207_ランチ-1160x870.jpeg)
近く?のイタリアンで休憩がてら昼食。
女鹿平茸のなんたらかんたら。
女鹿平茸ってキノコは無いわけで、これが舞茸だけなのか、はたまたあわび茸が入っていたのかは不明…美味しかったけど。
ベントレー訪問
友人がベントレーを見たいってことでベントレーへ。
確かに高級”感”はあるのだが、どこからそういった印象を醸し出しているかは非常に気になるところ。ぶっちゃけ細部まで造り込まれているかというとそうでもなかったので…。
これが解明できれば、仕事でも非常に役に立つというか参考になるのだけどね。そういう意味でも意義のある訪問だったかな。若干塩対応だったけど。
トランポ探し:ジープ・ラングラー
リアにモーターサイクルキャリアを付けて(あわよくば車内に搭載)フルカウルバイクのトランポにできないかと思い、オフローダーに興味を持ったので実車確認と合わせて試乗。
ラングラーって幌車扱いなのかごっついロールバーが付いていたので、意外と荷物が乗らないんだなって…以前友人が「ラングラー?荷物乗らないよ」って言っていた意味を理解した。
乗った感じはいい意味でオモチャ!無骨というか割り切った造りで、そういう車なんだなと思えば全然あり!アクセルを踏み込んだ時のドカッと来るトルク演出も、刺さる人には刺さるんだろうなって。
スイッチ類も1機能1スイッチになっていて、非常に明快!
残念だったのは左ハンドルを無理やり右ハンドルにしているので、フットレストがないこと。そんな些細なことは気にするんじゃない!という開発者の熱い思いが伝わってきた。
アウトドア派な家族には最適なんじゃないでしょうかね!
個人的に重要なヒッチメンバーは純正でのオプション無し、勝手に買って勝手に付けてね、と。その際、車検に通る仕様なら面倒を見てくれるらしい。
トランポ探し:ベンツ・Gクラス
![](https://filo-rosso.net/wp-content/uploads/2021/02/20210207_ベンツ_Gクラス_01-1160x870.jpeg)
オフローダーとして外せないと思ったGクラス。バイクがイタリア車なので、車がドイツ、ライダーが日本とすることで日独伊三国同盟ネタをやりたいが為にディーラーを訪問。
しかし残念なことに試乗車は無し、生産数を絞っているようで注文しても納車は未定。2年前の注文すら未だに納車できていないらしい。高年式の前モデルもディーラーに配車されればすぐ売れてしまう位の競争率とのこと。
排ガス規制もあるし仕方ないね…まあパンピーが買えるような価格帯ではないけど。
Gクラスも純正でヒッチメンバーの設定は無し。こちらも勝手に買って勝手に付けてねというスタンスでジープと同様。
トランポ探し:ランドローバー・ディフェンダー
正直全然興味もなかったし、調べもしていなかった。しかし友人がここまで乗ったのだからディフェンダーも乗ってみようと。
…正直舐めてた、非常に高い完成度だった。
機能を本気で考えて造っている印象を受けた。独立懸架で乗り心地も上質だったが、これが乗り心地の為ではなく、タイヤを接地させ続ける為の構造という事には驚かされた。全てがこの調子で、この機能の為にこの構造です、と明快な説明をしてくれたディーラーの人にもとても驚いた。この人絶対ディフェンダー大好きだろ…。
巨体にかかわらずアクセル・ブレーキ・ステアリングに不満もなかったし、コーナーでロールしないしと、操作系に対して不満なし!これはエンジニアは大好きだろうし、ジープとは全く異なるベクトルで刺さる人には刺さる車だと納得した。
そしてなんと!ディフェンダーは純正オプションでヒッチメンバーがあるという素晴らしさ!何もかも機能を優先させる姿勢に株価急上昇!
見た目がイマドキのデザインになってしまったので、個人的にはその点でマイナスかな。あとこの車に乗るならコーヒーは卒業して紅茶をキメないとね!
総括
タイカンは微妙だったけどポテンシャルは感じた。しかし色々乗って考えたのは、今後EV化するのだから今慌ててEVに乗る必要はなしかなと。ガソリンエンジンで化石燃料燃やして道を走ることを堪能しよう。
トランポは本当に何が良いのか最適解が見つからない。ハイエースが無難なのは理解しているけどそれじゃ道具になってしまうので、自分としては遊び心に遊び心を積んで遊びに行きたいんだよね!
そうは言ってもディフェンダーの完成度の高さは驚きだったし、未だに気になってしまっている。
トレーラーも検討してみる必要がありそうだ。